アイスクリームの歴史
古代のアイスクリームは、今のシャーベットの様なものでした。デザートというよりは「健康食品」として食べられていたそうです。
氷雪の利用ははじめ、食品を保存する為でしたがやがて雪や氷を冬に貯蔵しておき夏に食べる様になり、当初は兵の士気を鼓舞し、肉体を元気付ける健康食品として利用されていたそうです。次第に人々の心を虜にして、王侯貴族や富裕層の人たちの間で嗜好品としての冷菓がもてはやされてゆきます。
アイスクリームの発祥は諸説ある様ですが、アラブ、古代ギリシャ、ローマ、中国などシルクロードを伝わって各地に伝わって行き冷菓の持つ魅力に当時の人々も特別な食べ物として魅了され、さらに美味しくを追求し進化させて行ったのですね。
16世紀半ば、アイスクリームは新しい冷凍技術が発明された事で大きく発展することになりました。やがてアイスクリームはアメリカ新大陸に渡り産業化して行きます。
江戸末期にアメリカに送られた使節団が食べたアイスクリームが日本人アイスクリームの最初の出会いとなりました。その後横浜の馬車道付近で「アイスクリン」と呼ばれた日本発のアイスクリームが販売されたのは有名な話になっています。1964年からアイスクリーム業界が5月9日をアイスクリームの日に制定して毎年アイスにちなんだイベントが開催されています。
昔からアイスクリームの持つ魅力は人々を魅了し続けて来たわけですね。実際私自身もアイスクリームを仕事に選んだ時に思った事は、アイスクリームの持つ魅力は多くの人たちを笑顔にし、一時の幸せを届ける事ができる!と思った事がこの道に入るきっかけとなりました。